ベルリン旅行2 ベルナウアー通り

7日午後、ベルナウアー通りにあるベルリンの壁ドキュメンテーションセンターを見学し、8日は、ベルナウアー通りの壁の跡を歩いてまわるツアーに参加しました。

この通りは、建物の窓から飛び降りて逃げる人が多かった場所だそうで、あと、有名な写真で東ドイツの若い兵士が有刺鉄線を飛び越えて、西側に逃げた場所でもあるそうです。

10年前にこの有名な写真を見てからずっとこの人は今どうしているんだろうかと気になっていましたが、きっと、西ドイツのどこかでひっそりと幸せにくらしているのだろうと思っていました。8日のツアーでは、この写真の場所も通りました。

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こんなオブジェもありました。今年の秋のみ展示されるそうです。ここで、ガイドさんが若い兵士についてお話してくれました。彼は西ベルリンに逃げたあと、南ドイツに移り、そこで結婚して、アウディかどこかの自動車メーカーで働いていたのですが、1998年に自殺したそうです。西に逃げたあとも、同僚などの報復をを恐れて暮らしていて、統一後も両親や兄弟に会うことも躊躇していたそうです。ということは西側に渡った20歳くらいから亡くなるまで、30年以上も彼はずっとおびえて暮らしていたことになるのですが。その話を聞いて悲しくなりました。家族に会うことができない、うまれた国に戻れないだけでもつらいのに、毎日おびえて暮らしていたなんて、私には想像もつかないです。
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壁ドキュメンテーションセンターから撮った壁の写真です。
ベルリンの壁はなくなりましたが、旧東ドイツと旧西ドイツとの間にはベルリンの壁よりさらに高い壁ができたと言われています。何年か前に見たドキュメンタリー番組では西ドイツにうつった、旧東ドイツ出身の人が、差別されていることを紹介していました。今でも西側の両親で子供が東出身の人との結婚に反対するケースがあるとも聞いたことがあります。でもいつかこの西と東の間の見えない壁がなくなる日が来るだろうと信じています。
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by rudern | 2009-11-11 22:29 | ドイツ | Comments(0)