チャールズ・ディケンズのお祭り (Dickens Festijn Deventer)
この前の日曜日、オランダのデーフェンターという街で開催されていたチャールズ・ディケンズのお祭りに行ってきました。毎年、12月クリスマス前の週末に開催されているそうです。
どういうものなのかもわからず、そして、どうして、オランダで、しかもデーフェンターという街で、チャールズ・ディケンズのお祭りが開催されるのかもわからずに出かけました。
フェスティバルは街の旧市街のWallstraat と言う通りを含む一角で開催されているようで、そこに行くのに、行列ができていて、並んで待つこと30分以上。(ちなみにお祭りは入場無料です。)お祭りの入り口にたどり着くまでにも、ビクトリア朝の衣装を着た人たちが横を通ってくれるので、写真を撮ったり、
また、ところどころで、歌や演奏も聴けるのでそんなに退屈ではありません。
ホットチョコレートなど暖かい飲み物を売ってるところもあります。
入り口付近で、こんな風に入場制限していました。
お祭りが開催されている地区に入ると、食べ物や飲み物も売られていて、ビクトリア朝の衣装の人がもっとたくさんいます。
長いこと待たされて寒かったし、お昼ごはんもまだ食べてなかったので、カフェに入りました。もともと下調べして、お茶をしようと思っていたイギリス風のカフェ。スコーンと紅茶を食べようと決めていたのですが、この日はお祭りのため、セルフサービスだったうえ、スコーンもありませんでした。しょうがなく、ブルーベリーのケーキ。ちょっと甘すぎましたが、おいしかったです。
なんで、デーフェンターでディケンズなのか、とても気になったので、家に帰ってからネットで調べてみました。このお祭りは1991年に始まったもので、その年の12月、日曜日の買い物デーの開催に反対だった旧市街のお店の店主が、日曜日もお店を開けなければならないなら、何か特別なことをしたいと思いついたのが、このお祭りの始まりだそうです。思いついた人がイギリスが好きでディケンズの小説をむさぼり読んでいたので、ビクトリア朝のお祭りをしようと思い立ったそうです。その年は彼と一緒に70人ほどの市民が参加したそうですが、今では1000人ほどの市民がこのお祭りに参加しているそうで、来場者も15万人という大きなお祭りになったようです。所々に屋台がでたり、教会などでコンサートなどの催しものもしているとはいえ、もともと市民が仮装してるだけなのに、こんなにたくさんの人をひきつけるお祭りになったのかは、実際行ってみるとわかるような気がします。
ところどころで、飲み物や食べ物が売られていて、イギリス料理なのかアップルクランブルと炒めたハムをパンではさんだものが多く売られていました。でも、メインはディケンズの小説とその時代のイギリスなので、ドイツのクリスマスマーケットみたいに出店だらけでなく、街角で歌や演奏も聴けたり、いろんな人に扮装した人たちを見るだけでも楽しいです。道端に座って、貧しい物乞いの子供になりきってる男の子とか、その時代の洋服を着て街角で皿回しをして遊んでいる子供たちがいるのもかわいいです。たぶん、みんなビクトリア時代のディケンズの小説に出てくる人物になりきっているようです。みんなとても楽しんでいるので、見ているだけでも楽しくなるのです。祭り嫌いな私でも楽しい気分になれました。
それから、この日も日曜買い物デーだったので、お店も開いていたので、ちょこちょこ気になるお店をのぞいてみることもできます。たぶん、お店の人もビクトリア朝の衣装を着ていました。お茶をしたカフェの人たちもちゃんと衣装を着ていました。
ちょっとドイツのクリスマスマーケットに飽きてきたころだったので、このお祭りはドイツのクリスマスマーケットとはちょっと違った雰囲気で、クリスマス気分を楽しむことが出来ました。ディケンズの小説はクリスマスキャロルくらいしか読んだ記憶がない、しかもあらすじほとんど覚えていないのですが、このお祭りに行って、ディケンズの小説を読んでみようかなあと思いました。(ちょうど、今、テレビでディケンズのリトル・ドリットという小説の映画をやっています。)
デーフェンターは落ち着いた雰囲気で古い町並みもきれいだし、ビクトリア朝の衣装を着た人たちが歩いていても違和感がないのもよいです。特に観光名所があるわけでもない街なのですが、きれいな落ち着いた古い街並みもこのお祭りに大勢の人を引き寄せているように思いました。
この日は広場で、市場が開催されていて、一応テーマはクリスマスだったのですが、どこかクリスマスなのか???ただ、私が行った日の前日まで3日間、クリスマスマーケットが市内で開催されていたので、そちらはもっとちゃんとしたものだったと思われますが、、、。今度はこのクリスマスマーケットとディケンズフェスティバルの両方を訪れてみたいです。
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どういうものなのかもわからず、そして、どうして、オランダで、しかもデーフェンターという街で、チャールズ・ディケンズのお祭りが開催されるのかもわからずに出かけました。
フェスティバルは街の旧市街のWallstraat と言う通りを含む一角で開催されているようで、そこに行くのに、行列ができていて、並んで待つこと30分以上。(ちなみにお祭りは入場無料です。)お祭りの入り口にたどり着くまでにも、ビクトリア朝の衣装を着た人たちが横を通ってくれるので、写真を撮ったり、
また、ところどころで、歌や演奏も聴けるのでそんなに退屈ではありません。
ホットチョコレートなど暖かい飲み物を売ってるところもあります。
入り口付近で、こんな風に入場制限していました。
お祭りが開催されている地区に入ると、食べ物や飲み物も売られていて、ビクトリア朝の衣装の人がもっとたくさんいます。
長いこと待たされて寒かったし、お昼ごはんもまだ食べてなかったので、カフェに入りました。もともと下調べして、お茶をしようと思っていたイギリス風のカフェ。スコーンと紅茶を食べようと決めていたのですが、この日はお祭りのため、セルフサービスだったうえ、スコーンもありませんでした。しょうがなく、ブルーベリーのケーキ。ちょっと甘すぎましたが、おいしかったです。
なんで、デーフェンターでディケンズなのか、とても気になったので、家に帰ってからネットで調べてみました。このお祭りは1991年に始まったもので、その年の12月、日曜日の買い物デーの開催に反対だった旧市街のお店の店主が、日曜日もお店を開けなければならないなら、何か特別なことをしたいと思いついたのが、このお祭りの始まりだそうです。思いついた人がイギリスが好きでディケンズの小説をむさぼり読んでいたので、ビクトリア朝のお祭りをしようと思い立ったそうです。その年は彼と一緒に70人ほどの市民が参加したそうですが、今では1000人ほどの市民がこのお祭りに参加しているそうで、来場者も15万人という大きなお祭りになったようです。所々に屋台がでたり、教会などでコンサートなどの催しものもしているとはいえ、もともと市民が仮装してるだけなのに、こんなにたくさんの人をひきつけるお祭りになったのかは、実際行ってみるとわかるような気がします。
ところどころで、飲み物や食べ物が売られていて、イギリス料理なのかアップルクランブルと炒めたハムをパンではさんだものが多く売られていました。でも、メインはディケンズの小説とその時代のイギリスなので、ドイツのクリスマスマーケットみたいに出店だらけでなく、街角で歌や演奏も聴けたり、いろんな人に扮装した人たちを見るだけでも楽しいです。道端に座って、貧しい物乞いの子供になりきってる男の子とか、その時代の洋服を着て街角で皿回しをして遊んでいる子供たちがいるのもかわいいです。たぶん、みんなビクトリア時代のディケンズの小説に出てくる人物になりきっているようです。みんなとても楽しんでいるので、見ているだけでも楽しくなるのです。祭り嫌いな私でも楽しい気分になれました。
それから、この日も日曜買い物デーだったので、お店も開いていたので、ちょこちょこ気になるお店をのぞいてみることもできます。たぶん、お店の人もビクトリア朝の衣装を着ていました。お茶をしたカフェの人たちもちゃんと衣装を着ていました。
ちょっとドイツのクリスマスマーケットに飽きてきたころだったので、このお祭りはドイツのクリスマスマーケットとはちょっと違った雰囲気で、クリスマス気分を楽しむことが出来ました。ディケンズの小説はクリスマスキャロルくらいしか読んだ記憶がない、しかもあらすじほとんど覚えていないのですが、このお祭りに行って、ディケンズの小説を読んでみようかなあと思いました。(ちょうど、今、テレビでディケンズのリトル・ドリットという小説の映画をやっています。)
デーフェンターは落ち着いた雰囲気で古い町並みもきれいだし、ビクトリア朝の衣装を着た人たちが歩いていても違和感がないのもよいです。特に観光名所があるわけでもない街なのですが、きれいな落ち着いた古い街並みもこのお祭りに大勢の人を引き寄せているように思いました。
この日は広場で、市場が開催されていて、一応テーマはクリスマスだったのですが、どこかクリスマスなのか???ただ、私が行った日の前日まで3日間、クリスマスマーケットが市内で開催されていたので、そちらはもっとちゃんとしたものだったと思われますが、、、。今度はこのクリスマスマーケットとディケンズフェスティバルの両方を訪れてみたいです。
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by rudern | 2014-12-24 21:32 | オランダ | Comments(2)
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sarasunanikki-yk at 2014-12-25 10:50
デイケンズってオランダ出身だったんだ!
と思いながら読んでいました^^
そういうわけだったんですね。
名前は知っていても小説を読んだことはありません。
ヨーロッパに住んでいると
歴史などで覚えたはるか遠いイメージの
人物の名前が、いろいろなところに現れてきて
身近に感じることが素敵ですね。
ビクトリア朝の衣装も華やかで盛り上がりますね。
ザルツブルグの写真館で、こういう衣装を着て
コスプレ写真を写してもらったことがあります。
私は貴婦人風に日傘片手に、夫はアーミールックで
前から羽織るだけの簡単な衣装にできていて
面白い写真が撮れたのを思い出しました。
と思いながら読んでいました^^
そういうわけだったんですね。
名前は知っていても小説を読んだことはありません。
ヨーロッパに住んでいると
歴史などで覚えたはるか遠いイメージの
人物の名前が、いろいろなところに現れてきて
身近に感じることが素敵ですね。
ビクトリア朝の衣装も華やかで盛り上がりますね。
ザルツブルグの写真館で、こういう衣装を着て
コスプレ写真を写してもらったことがあります。
私は貴婦人風に日傘片手に、夫はアーミールックで
前から羽織るだけの簡単な衣装にできていて
面白い写真が撮れたのを思い出しました。
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rudern at 2014-12-29 18:56
saraさん
私もディケンズ、オランダ出身なのか、オランダに住んだことでもあるのかなって最初思いました。
確かに、ドイツなど有名な人の名前のついた通りがたくさんあるし、高校や大学の名前もドイツの有名な人の名前がついていて覚えやすかったりします。
saraさん、こういう衣装着たことあるんですね、うらやましい、、、。私も一度着てみたいんです。
私もディケンズ、オランダ出身なのか、オランダに住んだことでもあるのかなって最初思いました。
確かに、ドイツなど有名な人の名前のついた通りがたくさんあるし、高校や大学の名前もドイツの有名な人の名前がついていて覚えやすかったりします。
saraさん、こういう衣装着たことあるんですね、うらやましい、、、。私も一度着てみたいんです。